撮影機材という視点でテントを考えてみた

2009年07月29日 23:18

タープ買ったら、次は当然テントということで。

とはいってもその先にはグラウンドシート、インナーマット、ラグ、シュラフ・・・と際限なく続いていくので当面手を出す気はありませんが、もし買うとなったらいくらぐらい資金を確保すればいいのかってことで、シミュレーションの基礎データとしてテントについて調べてみました。


もちろん本格的なアウトドア派でも、ただのツーリストでもないので「ネイチャーフォト好きのための撮影補助装備として好適なテントとはなにか」という視点で選んでいます。
実際の使用経験を踏まえてのリコメンドじゃなくて、この方向で絞り込んだらいいんじゃなかろうかというガイドラインの提案程度に考えいただければ幸いでございます。

まず、おおまかなカテゴライズとして、山岳用テント、バックパッカー/ツーリング用テント、ファミリーキャンプ用テントといった区分があります。

次に基本的な行動スタイルですが、現地付近までクルマで移動し夜明けを待って撮影だとか、天候の回復を待って雨露を凌ぐといった使い方を想定します。

以上からはじき出した条件。
1)冬山で使うようなことはないが、ある程度の耐候性耐風性はほしい。
2)軽い方がいいが、基本クルマでの移動なので極端な軽量化は不要。
3)駐車場での仮眠などを考えるとペグダウンなしで自立するほうが望ましい。
4)天候の変化に合わせて設置と撤収ができる作業性。
5)ひとりまたはふたりの人間とそれぞれの撮影機材を収容できるスペース。
6)2ルームテントやキャノピー付きは重いし、大きくて家に帰ってからのメンテがめんどうなのでイラナイ。

要するにクルマでどんどん移動するのでクルマがメインのシェルターで、テントを使うのは車中泊がツライとき。したがってあまりお金がかからず、さっと設置してさっと引き上げられるモノといったところでしょうか。


以上のような条件から、まずファミリーキャンプ用のドームテントが外れます。ペンタ買っちゃったものとしてはアメニティドームSなんかそそられますが、重さと設置性の点で除外。
また、山岳用テントは軽さの点では魅力ですが、そのおかげで高価になり価格が折り合いません。

というわけで必然的に、バックパッカー/ツーリング用テントの中からチョイスすることになります。
フライシートだけで自立するタイプは単独でシェルターとして使える点は魅力ですが、構造上、ポールをスリーブに通すものが多いようで、インナーテントを吊り下げる方式に比べると手間がかかりそうなのでちょっと減点。


で、あまたの製品の中から候補に残ったのが次の5つ。

Coleman(コールマン) コンパクトツーリングテントST 170T7300RColeman(コールマン) コンパクトツーリングテントST 170T7300R
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Coleman(コールマン)

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Coleman(コールマン) コンパクトツーリングテント/LX 170T14400JColeman(コールマン) コンパクトツーリングテント/LX 170T14400J
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Coleman(コールマン)

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モンベル(montbell) クロノスドーム 2型 SKB 1122371モンベル(montbell) クロノスドーム 2型 SKB 1122371
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モンベル(mont-bell)

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ダンロップ(DUNLOP) ツーリングテント・R125 グレー/BE 1人用 R125ダンロップ(DUNLOP) ツーリングテント・R125 グレー/BE 1人用 R125
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ダンロップ(DUNLOP)

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ダンロップ(DUNLOP) ツーリングテント・R325 グレー/BE 3人用 R325ダンロップ(DUNLOP) ツーリングテント・R325 グレー/BE 3人用 R325
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ダンロップ(DUNLOP)

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どれも定評のある製品のようなので、モノの善し悪しというよりは、「撮影行」という目的への適合性をどう判断したかについて述べてみたいと思います。

これらに共通して重視した点は「前室」、つまりフライシートとインナーテントの間にモノをおけるスペースがそれなりに確保されているという点です。「それなりに」というのは、もっと広い前室を持つテントは構造上ポールが増えるため設置がめんどうになったり重量増を招くのでそこそこ広さで見切ることを重視したため。

そこで、まずコールマンのふたつですが、基本的な構造は同じで寝室のサイズが異なるようです。STのほうが210×120×100cmでなんとかぎりぎり二人用。LXのほうが210×190×115cmでぎりぎり三人、ふたりならゆったりといったところ。
前室を確保するための構造とポールがFRPのせいか、重さが3.5kg/4.5kgとやや重めですが、1万円台前半から半ばという価格と、前後にメッシュ付きのドアを備えていて通風性や使い勝手がよさそうなのが魅力です。


次にモンベルのクロノスドーム2型。こちらは特殊な構造による設営のしやすさとロープやペグまで含めて2.45kgという軽さが魅力。また通風性にも配慮されているようです。二人用でインナーテントのサイズは230×130×105cmと縦(間口)方向への余裕があります。
なぜ一人用の1型をチョイスしていないかというと理由はインナーテントと前室のサイズ。

人間ひとりがシュラフに入り無理なく寝られそうなサイズを考えると幅130cmでは二人用としてはやや窮屈だが、人間一人+撮影機材を収納するのにはぴったりではないかということです。
これはコールマンのツーリングドームでも同様でSTならひとり+一人分の機材、LXならふたり+二人分の機材用と考えました。

前室には靴や調理器具などのキャンプ用品を置き、撮影機材のほうは雨の心配がないインナーテント内に入れるとするとこれぐらいは必要だろうという判断。ただしクロノスドームは、間口方向が長いので、コレを活かしてある程度の機材は入れられるかもしれません。ここは実物を見てみないとわからないかなあ。

クロノスドーム2型は凝った構造のアルミ製フレームのためか価格のほうは2万円台前半と、コールマンのSTより1万円ほど高くなります。


残るチョイスはダンロップのツーリングテントでR125は一人用、R325は三人用となっています。
ダンロップのツーリングテントといえばツーリングライダー御用達というのは、自動二輪に乗らない私でも昔から聞きかじって知っているほどの定番アイテムですが、末尾が5の新シリーズはそれまでに比べると耐風性を強化したうえで1kg近い軽量化を果たしているらしいという注目の品。ここでは二人用のR225を外し、あえてR125とR325をチョイスしています。

理由はやはりインナーテントと前室のサイズですが、その背景にはこのシリーズ独自の構造が。それは、前後どちらからも出入りが可能なだけでなくどちらにも「前室」を備える「両A面」構成になっているという点。前室(片側)の最大幅はR125~R325のどのモデルも80cmで共通です。

それを踏まえてまずR125ですが、インナーの寸法は210×90×115cm。そしてR225が210×120×115cm、R325では210×150×115cmと間口と高さは同じで、奥行きだけが異なっています。

R125の奥行き90cmではひとり+機材にはやや狭そうなのですが、前述のとおり両方に前室を持つので、靴や調理器具とは反対の方へ置くことにしてインナーテントには人間ひとりだけと考えればかなりゆったりしたスペースが取れます。
前室に置いた撮影機材については地面の雨や露がしみ込む心配がありますが、大きめのビニール袋に入れるといった方法で対策可能でしょう。

前室がひとつしかなくてインナーテント内に収容せざるを得なかった(と想像する)クロノスドーム2型に比べ、レイアウトの自由度が高そうだと考えました。

これに対し二人用のR225では、機材を前室に出せる点では同じですが、だからといって大人二人が寝るにはやや奥行きがキツそうです。大人一人と子供一人ならぴったり来そうですが、自分ひとりで使うのならR125で充分だろうと見て、チョイスから外しました。

残るはR325です。奥行き150cmは大人二人が寝るにはぎりぎりという感じですが、これも前室をふたつ持つおかげで機材を外へ出すことができるし、一人で寝るのなら機材をインナーに入れてもゆとりがあります。

さらにもうひとつのメリットは両側にドアをもつという点です。つまり大人ふたりで寝ていて夜トイレに行きたくなったときや、朝自分だけ先に起き出すといったときに相手をまたいでいく必要がありません。
出入り口が一カ所のクロノスドーム2型に比べ、行動の自由度が高いのではないかと見ます。

価格はさすがに高めで2万円台後半となりますが、アルミ製のフレームだし軽量化の結果、重さはクロノスドーム2型に迫る2.47kg。しかしクロノスドーム2型を実質一人用と考えれば、ライバルはR125となり、こちらは2万円前後で1.98kgと逆に優位に立ちます。

またダンロップのRシリーズは収納バッグにフレームまで収まるので、荷物がコンパクトにまとめられるというのもメリットです。ちなみに収納サイズは41×23×16cm(R325の場合)となっています。


というわけで、ワタシなりのチョイスでは、完全に単独行であればダンロップ ツーリングテントR125、連れ(ひとりまで)が考えられる場合はR325という結果となりました。それ以上の人数がいる場合は、めいめいにテントを持参してもらいましょう。

最後に唯一、Rシリーズに感じる弱点。インナーテントの出入り口が従来モデルとは違い、半分になってしまったらしいこと。全体に大きく開けば、スペック上は文句なしだったと思われるのですが。

それにしても要求の厳しそうなツーリングライダーに長年支持されるだけあってソツがない。>ダンロップ
なにかというと定番モノを避けたがるヒネクレモノのワタクシ相手にもウムを言わさぬ説得力に平伏。





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