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Google Earth Proでサイクリング動画を作ってみる

動画
01 /23 2016
Google Earth Proが去年(2015年)無料化されて、誰でも気軽に使えるようになっていたので、ツアー動画を作ってみた。

いちばん基本的な使い方だと、目的地のマーカーをプロットしていき、それを順に選んではビューを調整して景観を楽しむみたいな感じだと思うが、それとは別にGPSログからもツアーを作れる。

ということでまず試しに作ってみたのがこちら。

昨年秋に、星野村鹿里の棚田へ行った際のログをインポートしている。
インポートするとそれがそのままツアーになっているので、移動ポイントをプロットしていく必要はない。
あとは適宜、目印のマーカー(これは移動には使わない)をプロットし、トラックのラインと現在位置アイコンの表示に手を加えてひととおり再生し、あらためてツアーとして録画したものを保存。さらにそこから動画としてレンダリングしている。

ここの課程がややこしくて、自分でもまだ理解し切れていないので勘違いもあるかと思うが、整理の意味も込めてメモに残しておく。

1.「録画」と「動画作成」
Google Earthでの「録画」というのは目印マーカー間の移動やビューの切り替えの流れを記録したものでGoogle Earth上でしか再生できない。
これをふつうの動画としてYoutubeなどで見られるようにするのが「動画作成」。動画作成機能はProでしか利用できないので、有料の時代にはなかなか使えなかった。


2.ツアーとして再度録画した理由
インポートした時点でツアーになっているのでふつうは改めて録画する必要はないと思うが、オープニングに衛星上の視点からズームアップしていくような演出がほしかったのでスタート時のビューを調整してみた。


3.表示設定でいじったところ

ログをインポートするとトラック(走行軌跡)と現在位置マーカーが自動で登録される。トラックは青い細線なので、水色の太線にして透明度を指定。現在位置マーカーは鏃型から自転車型に変更。これはデフォルトのアイコンセットにある。

目印マーカーはデフォルト設定よりも大きめにサイズを調整。
視点(カメラの見下ろし角度と距離)を調整。
ツアーの再生速度は0.1x~20xまで選べる。デフォルトはたしか6xだったので8xに変更。
再生速度は、アプリケーションの基本設定なのでツアー再生中に変更はできない模様。
視点は、ツアー再生を一時停止することで動かすことができ、再開すると元の視点設定に戻る。


また、視点についてはある設定でツアーを録画したあと、視点を変更しても記録済みのツアーには前の設定が残っているので、事実上はツアーごとに視点を設定できることになる。

※ここのところが文章で説明するとちょっとややこしくて正確に表現できてるかいまいち自信がない


4.高度プロファイルには注意
高度プロファイルという機能を使うと標高チャートを表示できるのに加えて、チャート上でマウスを動かすとトラック上にも標高などのデータを表示できる。
だが、残念なことにツアーの再生中に高度プロファイルを呼び出すと、ツアーそのものが初期位置にリセットされてしまう。ということは録画の途中で高度プロファイルを使うと録画が台無しになる。

5.ツアー再生中の目印マーカー操作にも注意
ツアーを再生している途中に目印マーカーをダブルクリックすると、そのマーカーの位置へジャンプする。
しかし、GPSログから作成したツアーの場合、移動した場所からツアーの続きを見ることはできない。
トラック全体を時間の経過どおりに見ていくか、トラックはあくまで単なる軌跡として自由に移動しながら見ていくという使い方となる。

「基本はトラックに沿って表示しながらも、途中(不要な部分だけ)をとばしたツアー」を録画することはできない。またログ全体の中から一部を切り出してツアーを作るのは、できなくはないがちょっと手間がかかる。基本的には「移動したポイント全体をひとまとめにしたのがツアー」と考える。

目印マーカーの表示というかオン/オフ切り替えはツアーに録画できる一方、録画済みツアーを再生するときにオン/オフを選択することもできる。

ここで注意が必要なのが、マーカーの表示をオンにしてツアーを録画した場合でも、動画出力時に表示がオフになっていると動画上には描かれないらしいということ。また、ツアー再生開始時に表示されるバルーンも動画には描かれない。
レンダリングを開始する前に表示が意図通りに設定されているかどうかチェックしておく必要がある。

6.レンダリング
動画の出力には、1)マウスやキーボードで操作したものをそのまま出力していく方法、と2)録画したツアーをレンダリングする、という形があるが、サイクリング動画なので後者を使用する。画質設定やサイズ、フレームレートが選べるが、フォーマットについてはWMVかAVIしかない。
動画出力中は当然のことながらビューの変更などはできない。


ざっとわかったのはこんなところかな。
今後も気づいたことや修正点が見つかったら、随時加筆修正する予定。



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Gizmo

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